2025年9月活動報告
100mH 日本代表として世界で戦ってきた“紫「ゆかり」”のハードラー紫村仁美が次世代へ”縁「ゆかり」”を広げる挑戦の軌跡をお届けします!
●東京世界陸上視察

9月18日(木)、新国立競技場に東京世界陸上の視察と昨年までコーチをしてくださっていた、アメリカのジョン
ソンコーチ、チームメイトに会ってきました。
チームメイトの選手はミックスリレー、女子400mハードル、女子200mに出場しており、400mハードルの決勝には3人、そして200m決勝は1人、ミックスリレーの決勝にも残っていたのでとても誇らしく思いました!
久しぶりに会う仲間とコーチは、会うととても喜んでくれ、たくさん話をしました。
視察で得た経験は試合前のアップ場のことや、東京オリンピックの時との違いなどです。
特にアップ場での出来事で、日本でのハードルのアップは、おおよそ決められた位置と方向にハードルを置かれます。しかし他国の選手はアップに独自性があるため、ドリルやインターバルの長さは様々です。
他国のコーチがハードルの位置や向きを変えようとすると、役員の人が「ルール通りにしてください」と何度も言うため、困惑したと言っていました。
“それは誰のルールなんだ!!”とコーチは仰っていて、日本と他国の習慣の違いを反映した点だと感じました。
日本では当たり前のことが海外では全く違うという部分がいつも面白く、新鮮なので異文化の環境はとても好きです。
試合は、男女400m決勝と男女200m準決勝他を観ました。サッカーやラグビーに負けない歓声で、こんな中で走れたらとても楽しいだろうなと感じましたし、羨ましくも思いました。
自国開催での声援は本当に力になりますね。
また、レースに関しては雨が降る中での400m決勝でしたが、世界記録に迫るマクロフリン選手の走りは圧巻でした。前半100mでスピードに乗ってから300mまでスムーズさとスピードが驚異的でした。
しかし、2位ドミニカ共和国のパリノ選手も47秒台。
とてもハイレベルな試合でした。
マクロフリン選手のウィニングインタビューで「この結果はトレーニングをしっかりやってきた成果です」と言っていて、かなりハードワークをしてきたのだとつくづく感じました。
久しぶりの出会に感謝です!

